嘉島町東小学校自主避難所にて、たまご丼と味噌汁

五月27日

午前中、一週間ほどチームやんじーの炊き出しのお手伝いにきてくださっていたミヤコさんが岐阜に帰られました。

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ミヤコさんは、写真館を経営されていましたが、息子の代に渡して、ボランティア活動などされています。
元社長さんだけあって、人をまとめていく力はすばらしかったです。
午前中は物資倉庫のリーダー的な存在で、物資の管理から物資を取りに来られた方や持ってこられた方の対応、初めてのボランティアさんの人員配置などテキパキと朝早くからこなされてました。
そして、夕方の炊き出し時には、いつもチームやんじーのお手伝いをしに来てくださり、テキパキと配膳や片付けなどしてくださりました。
帰り際、とんかつやさんを経営してみたいのよーと上品な口調でいっておられました。
いろいろ行動など見てると、学ぶことの多い方でした。
きっとボランティアビレッジの様々な面でもなくてはならない存在となって帰っていかれました。またの再会を楽しみにしています。ありがとうございました。

今日は、初めての場所での炊き出しでした。
益城町の隣町の嘉島町にある小学校にて70食の炊き出しです。

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麦畑が広がる中にある小学校だった。
校庭にテントが10張ほど張られていた。
きっと車中泊をしている方々かもしれません。

小学校の玄関口では、移動のお風呂と給水車が来ていた。

ここは、まだまだ水が復旧していないところのようだ。
そして自主避難所で小学校に避難されているようで、いろいろ学校側に対してもかなり気を遣われているように感じました。
そういう人たちが早く安心して、布団でゆっくり足伸ばして、食べたいものを食べてという何気ない普通の暮らしが取り戻せるのはいつになるんでしょうか。。。

レスキューキッチンなど下ろして調理にかかる。
水場がなさそうな感じなので、急遽水場を作る。

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まず炊き出しで確認することは、水場と電源です。
電源は外の電源からコードリールを引っ張る。

今チームやんじーのメンバーでボランティアに来ているキタさんは、いつも、朝、ビレッジから必ず水タンクに水をくんで積んでいてくれるので、どこの場所でも排水溝があれば洗い場ができ大変助かっています。

調理開始。
今日は、避難所の物資のたまごや玉ねぎを使ってくださいとのことで使わさせていただきましたー。
とってもシャキシャキの玉ねぎでした。
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いんげんはお味噌汁に。高知の四万十川の農家さんから送っていただいたいんげんです。

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配膳は避難所の入り口と中でしました。

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みなさん、とても美味しいといってくださり、こちらも嬉しかったです。
世話役の方も避難されているみなさんのこと考えてまとめておられる雰囲気で、なかなか素敵な人でした。
お風呂のボランティアの方にも食べていただきました。

今日の地元新聞の熊本日日新聞を目にしましたが、26日にやっとお弁当が行政側で配られるようになったそうです。それまでは、朝は野菜ジュースとパン。夜はおにぎりとカップ麺といった感じです。国の予算と熊本県の予算で対応しているそうです。
昨日、避難所を管理してる方なんでしょうか、、、とろろ芋ご飯を私たちに200食作ってほしいと言われていたにも関わらず、当日作らないでほしいといった訳のわからない対応。
被災されている方が何を食べたいか望んでおられるか把握されているのかなと思います。
毎日何気ない普通の暮らしにコンビニおにぎりがずっと、パンとジュースがずっとの食生活で近づいていくことができるんでしょうか。。。それが続いたら、私なら気分も滅入るし、体の調子だっておかしくなります。
食べる楽しみ、おいしかったね。と近くの家族と共有する楽しみ。色の楽しみ、歯ごたえや味の楽しみ。被災された方も調理や人に何かしようかなと考える楽しみ。
行政側は避難所にいる人が食べられたらいいという感覚かもしれませんが、炊き出しは、今後もますますニーズが様々なところであるんでは思っております。

引き続き息の長いご支援の程よろしくおねがいします。
http://mouth-mountain.greenwebs.net/donate_page

今日も無事に終わりました。
雨が夜から降ってきました。

記 写真 アグネス 山口由里

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