吉野沢団地にて炊き出し

四月13日 晴天

朝は、霜がテーブルについてた。
寒い夜だった。



今日は、吉野沢団地にて炊き出し。
吉野沢団地は、大きな避難所になっている歌津中学校の更に山奥の住宅街である。

電気は通ってないので、ろうそく暮らし。ガスは、プロパンの人は、使える。水は、給水タンクから、みんなで分け合って使っている。

避難所は、物資も行き届き、炊き出しの体制も整っている。
奥地で、住宅が残った一角は、物資がなかなか行き届いてないところや、あたたかいご飯が、きちんとあたってないところが多い。

今だに、炊き出し?と言われてる配給は、乾パンや菓子パン、昼飯は、芋だけ。冷めたおにぎり。というところもあるらしい。

吉野沢団地も、物資は、届くようになったものの、食生活は、まだまだ整ってないように思う。

また、吉野沢団地の近くの地区も、避難所は、物資があたってるが、その他の住民は、例えば、10人家族でも、二人家族でも、同じ物資の分配で、明らかに大家族は、物資の割り当てが少ないとのこと。ましてや、親戚や知人や友人を頼って、家が残ってる地域は、一家族に、人数が多くなる。

そのような状況だ。

吉野沢団地では、仮設住宅の建設も始まった。今、50世帯の団地だが、さらに50世帯の仮設住宅が建つらしい。

今日のメニューは、昼は、シチューとほうれん草のおひたし。りんご。
夜は、ちらし寿司(鮭フレーク、入り卵、ほうれん草、沢庵)、歌津地区のワカメ入りみそ汁。白菜とかつお節のおひたし。マドレーヌの差し入れもあった。各130食。



みなさん、笑顔で食べてくださりました。

看板も、子どもたちの絵が書き加えられてにぎやかになりました。

今日は、長崎の居酒屋さんや関東からも数名お手伝いにきてくれました。



炊き出しの時の水がなく、最近手配に苦労しており、どうしよう。と思っていたら、地域の方やお世話になってる及川さん(黒いサングラスの人)が、さりげなく、どこから汲んできてくれた。
また、ゴミも、生ゴミは、畑に埋めさせてもらったり、プラスチックゴミは、回収が始まってる地区の方が、専用の袋をもってきてくれ回収してくれた。

地域の方に見守られながらの炊き出しチームやんじーである。

春の花もたくさん咲いてきた。

季節は、春の嵐とともに変わってきている。

食材庫のテントも危うく風にとばされそうだったが、炊き出しの間、ラーメン凪のメンバーが、修繕してくれた。

近々、プレハブを建てる予定である。



カテゴリー: 東北地方太平洋沖地震, 炊き出し   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です