身近にある野草や山菜を食する。その1


5月6日(日) 晴れ

この間のあやの里あやの日記でも少しふれましたが、山菜や野草など食べれるものを覚えておくと、緊急事態でも役にたつかと思います。
少しずつ、知っている範囲でご紹介できればと思います。

ただし、むやみやたらに、山菜や野草の知識がなく食するのは危険です。
生えているものは、毒草などもあります。また、間違えて食べてしまって体調をこわしたり、死に至ることもあり。地域によって生えている野草や山菜も違います。
必ず近くの野草や山菜に詳しい方に聴くなり、調べるなりしてください。
怪しいもの分からないものは食さないことです。

あやの里の様子。水芭蕉もぐんぐん大きくなっています。水芭蕉は食べませんが、きれいなので1枚。

行者にんにく。エゾエンゴサク、アズキ菜、わさびな。

行者にんにくは、北海道には山に入るとこの時期、場所によっては、たくさん生えている。
昔、北海道で山暮らしをしていたアイヌの人には、よく使われていた食材だったと思う。この食材を干したりして、いろんな食材に使う。
アイヌ語では、キトピロ、プクサという。

にんにくの香りがして、食べると元気が出る。
焼いたり、蒸したり、炒めたり、野菜いためや餃子など、幅広く使える食材である。

トップ写真は、わさびな。葉っぱがわさびの香りがして、お浸しなんかにはとっても香りがいい。
揚げるのはあまりおいしくない。ゆがいたりすることで、わさび味の風味が増す。

あと、アズキ菜。
ぴょん。という名で、北海道出身のやんじーなんかは言う。
紫の咲いている花はエゾエンゴサク。ゆがいてお浸しに。
かわいいお花で、必要な分、少しだけいただきました。

ごまあえもおいしい。

日干しにしたり、ゆがいて冷凍庫にいれたり、しょうゆづけにしたり。
行者にんにくとわさび菜はしょうゆづけ、おいしいですし、保存食にもなります。

ある日の山菜料理。
玄米ごはん。
やちぶきのお味噌汁。
ふきのとう味噌。
わさび菜のきんかん酵母とマヨネーズドレッシングあえ。
イラクサのごまみそあえ。
行者にんにくのおひたし。麻の実ナッツをかけて。

うどん。
わさび菜のごま味噌あえ。
行者にんにくの酢味噌あえ。

この他にも食べられる山菜はありますが、折りをみてご紹介させていただきます。

私(アグネス)の実家は滋賀県ですが、私のおばあちゃんは、たんぽぽをお浸しにしたり、よもぎを採っては、よもぎ餅にしたりしてました。
また、つくしをごま油で炒めたり、いなご(バッタのようなもの)を甘辛く炒ったりしてました。
山奥に入らなくても、周りを見渡すと都会でも食べられるものはあると思います。

先人の人は、身の周りにある食べられるものを知り、消費することに頼らずにまかなっていたのではないのでしょうか?

自然の恵みに感謝して、採り過ぎず、必要な分をいただくのが基本です。

写真、文 アグネス

カテゴリー: あやの里あやの森物語   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です