あやの里に、春のもりの恵み。白樺樹液が取れる季節になりました。

4月11日(水) 晴れ

3月21日の新月の時に、白樺樹液を採る装置を設置する。北国の春の恵みをいただくためだ。
まだ北海道は雪があり、ここあやの里でも雪深い。
4月入ってからでも。。と思ったが、新月にあわせて設置する。

しらかば樹液は、ある一定の温度になると、しらかば独自のセンサーで、一気に地面の水を吸い上げる。その水をしらかばが吸い上げるとほんのり甘い樹液となる。
いわば、しらかばさんの恵みを分けていただくのである。

しらかば樹液とりの手作り装置を説明するやんじー。ホームセンターなどで材料を調達する。


 

雪深いので、スコップでせっせと袋の置き場所に穴をあける。

白樺にドリルで、小さな穴を開ける。
穴を開けるのは木がかわいそうに見えるが、採取した後、ちゃんと木の栓をすると木が復旧作業を行い、穴がふさがる。
白樺の樹液は木からすると、人が採取するのはわずかなので、木々がたちまち枯れることはない。
自然の恵みに感謝して、必要な分をいただくことにする。


3本の大きな白樺に設置しました。

設置した後、鳥(カケスかな?)が鳴いていたので、バードコールでやんじーは鳥と会話。
実は、やんじーは、自然の中にいると鳥が何故か集まってくるという特異な技があります。

4月11日。朝起きたらびっくり!
少しずつ予兆はありましたが、一気に袋が満杯になりました。
白樺も春の目覚めです。



 

早速、飲んでみました。

ほんのり甘く、雪どけと共にやってきてくれた自然の恵み。
樹液といえど、すっと喉に通ります。心の奥までしみわたる何ともいえないおいしさです。

この樹液は、そのまま飲むだけでなく、コーヒを樹液で落としてみたり、ドリンクに混ぜたり、しゃぶしゃぶや、うどんを練る水代わりに使ってる人もいます。
ほんのり甘いので、いろんな調理や料理に使えそうです。
また、機会があれば、こちらの日記でもご紹介したいと思います。

ただし、賞味期限はわずかです。あまり置いておくと醗酵してしまい、味が、にごってきます。
自然の恵み、フレッシュなうちにいただきたいものです。

採取し終わったら、木々に感謝して、木の穴に木の栓をするのを忘れずに。

いろいろ見渡すと自然の恵みは惜しみなくあります。
天変地異が起こっても、自然は悠久の時でもって、多くの恵みを与えてくれています。

自然の一部として生きている私たち。

自然は、いのちの源、お母さんです。
私たち人類が、もう一度原点に立ち返る時が来ています。

文、写真 アグネス 

カテゴリー: あやの里あやの森物語   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です