全国フードバンクシンポジウム、ミーティングに参加


3月15日(木)

14日から関東入り。
今日は、三陸沖と千葉沖立て続けにマグニチュード6の地震があった。
本当に地震が多い。

今日は、セカンドハーベストジャパン主催のフードバンクのシンポジウムとミーティングがあった。

フードバンクとは、印字ミスの製品、商品の入れ替えなどで廃棄処分になるような食品をセカンドハーベストジャパンが引き取り、それを全国の団体や福祉施設など必要なとこにつなげるシステムである。

写真は、セカンドハーベストアジアのスタッフの方と。アジアでもフードバンク活動は展開されている。



セカンドハーベストジャパン代表のチャールズさん。

やんじーは、何年も前から、この活動に取り組み、セカンドハーベストジャパンとも連携して、フードバンクネットワーク北海道を立ち上げている。

四年前は、リーマンショックで大量派遣切りにあった群馬県の在日ブラジル人の学校とセカンドハーベストジャパンをつなげた。
町の多数のブラジル人が派遣切りにあい、国に帰りたくても帰れず、困窮な状況になった。ブラジル人学校に通う子どもたちも食べたくても食べられない人が続出した。
やんじーは、レスキューキッチンを持って大量の炊きだしと物資を配布した。
大変喜ばれた。

また、非常食などの入れ替え時には大量に入ってくる。

現在入ってきた飲料などは、十勝や札幌の福祉施設や被災地に配布されている。

企業には三分の一ルールが一般的にまかり通っているようで、消費期限が、三分の一残っていたら、値下げするか廃棄するらしい。
また、印字ミスや缶が潰れたりしたものなど、廃棄処分される。
また、商品入れ替え時は、古い型のやつは廃棄処分。

とにかくもったいない!のである。

私から見れば、その前に企業が、廃棄処分する量を少なくする工夫をすればよいのになーと思うのだが。。

フードバンクは、アメリカでは浸透していて、専任の社員の方もいるほど。
各教会などが、窓口になって、ホームレス支援団体や福祉施設などにつながっていくらしい。

で、チームやんじーは、今回の3.11の震災などでも、セカンドハーベストジャパンの団体とも連携をし、モランボンのたれを炊き出しに使用したり、UCCコーヒーなども配布した。

今回のミーティングでも、災害現場から見た、セカンドハーベストジャパンのような存在の団体の関わり方についてやんじーは、長年の経験を交えて意見を述べた。

日本全国災害が頻発している中、災害現場との連携も必要になってくる。
また、全国各地に備蓄ヤードを設置して、災害が起きた時、被災した自治体だけの問題でなく、飛び越えた助け合い精神は、必要になってくる。
また、帰宅困難者などのフォローも必要になる。
あるいは、高齢者だけでなく、妊婦さんや赤ちゃん用の食品もストックしてあると、災害現場では発揮するだろう。

企業のあり方も災害時には問われる。
また、今回の震災で、どのような対応、社会貢献を企業はしたか。は、シビアな目で世論は見ている。

私たちに関わって下さった企業さんは札幌のまほろばさん始め、良心的で信頼関係を大切にしてくださり、また、何が相手に必要かをさっと察知し、刻々と変化する状況に合わせて対応して下さっている。
感謝です。
(詳しくは、ホームページの関連支援団体、企業のボタンを押してください。)

セカンドハーベストジャパンに関わる企業さんの企業内の取り組みも紹介され、今回のミーティングで様々な企業の環境担当係の方や社会貢献の係の方にもお会いした。
担当係だけでなく企業内の社員の方たちのフードバンク活動についての理解を深める努力もかなりされている。

全国のフードバンク活動をされてる団体の事例発表もあった。

例えば、規格外野菜などを安価のメニューで提供し、コミュ二ティレストランとして、独居老人の集いの場になってる事例もあった。

フードバンクは、生活困窮者などだけが対象でなく、地域の活性化や、もったいない!精神を深める活動としても位置づけられる。

災害救援ネットワーク北海道らしいフードバンク活動が展開できればと思っている。

文、写真 アグネス

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