アルケッチャーノにて。五島列島のうどん。再会の嵐。

6月25日(日) 雨

アルケッチャーノの奥田シェフとやんじー、まほろばに勤めてた茶間さん、宮崎くん。

牡鹿半島にいく前に、山形の方に用事もあり、向かう。

そして、さくらんぼペンションに寄り、洗濯をさせてもらう。
ここのご夫婦も北海道で縁があり、全くお風呂が入れなかった時に入らせてもらったりして、大変お世話になっている。今回は、たまたま早池峰山の山頂の汚物を下に降ろしてる方に出会い、被災地のトイレについても話が盛り上がった。

さくらんぼペンションも、チームやんじー山形中継局として近々看板掲げてくれるとのこと。楽しみです。


で、山形きたなら、アルケッチャーノも寄ろう!ということになり、寄る。

アルケッチャーノの奥田シェフは、地産地消を大事にしており、ここ庄内平野の農産物、海産物を中心に、おいしいお料理を提供されている。また、このレストランのおかげで、周りの農家さんが、どんな野菜を作ってるかなど一目でわかる。消費者と生産者をつなぐ役目をされている。黒板のメニューは、庄内産の料理がずらっと並ぶ。
早くから、このような形態のレストランを経営されてた奥田シェフ。今でこそ、地産地消という言葉も定着してますが、奥田シェフのレストランは、その先駆けといっても過言ではない。

ここのレストランにアグネスが始めて行ったのが、五年程前。近くの月山という山のブナ森が好きで、山ごもりしてよく歩いてました。今の災害ボランティアのように、電気ガス水道もないような場所で、ずっと寝泊まりしてました。

アルケッチャーノのお料理がどうしても食べたくて、森から出てきたボロボロの格好で、洒落たレストランに予約しにいったのです。
有名になってたレストランなので、予約は、いっぱい。
どうしてもここの料理が食べたい!とお願いしたところ、奥田シェフが出てきて、夜一席開けとくから夜来てください。と、気さくな雰囲気で言われて、夜のお食事をいただいたのでした。奥田シェフは、隣のテーブルで取材を受けてました。『これからは、発酵の時代がやってきます。』と言われてたのが印象的で、発酵好きなアグネスとしては、とても親近感を感じたのを思い出します。
まさに、今、化学的なデータはさておき、放射能に対する免疫力を高めるのに、味噌、玄米などいわれ、和食も注目されてます。発酵食は、昔から脈々続き、体の中の微生物と発酵された微生物とのコラボレーションで免疫力を高める大切な食文化です。今回の震災で、暮らしの原点を見直すことは、食分野においても、あらわになってきたのではないのでしょうか?

あのとき、帰りがけに、山で食べてた北海道の行者にんにくを乾かしたものをお渡ししました。東北には、行者にんにくがあまりなくて、大変喜ばれたのを思い出します。

さて、あれから、五年。昨年は、やんじーとアルケッチャーノにいきました。
今回の震災で、アルケッチャーノの奥田シェフは、3月の半ばよりいろんなシェフと連携し、被災地に入り、炊き出しをされてました。
なんと、南三陸町を何度となく炊き出しに来られてたとのこと。いつか会えるだろうなあとおもってました。

また、今回アルケッチャーノに行ったのは、宮崎くん、茶間さんを訪ねる目的もあった。
宮崎くんは、北海道十勝清水のアグネスのパン工房の大家さんであるレストランシアンルル宮崎さんの息子さんである。
宮崎さんの家とパン工房アグネスは、道を隔てた真向かい同士のご近所さん。息子さんのじゅんくんも、パンづくりに興味があり、学生時代に、よくパンのことを質問してた。都内の調理師学校を卒業した後、アルケッチャーノに就職したのである。

茶間さんは、チームやんじーの後方支援で支援して下さってる札幌の自然食のお店まほろばさんの三月までスタッフだった人である。

それぞれ、いろんな縁が重なり、アルケッチャーノのスタッフとして、震災後勤めることになった。別々に知り合ってた二人だが、北海道から同期で入社したのである。

今日元気な姿を見て、安心しました。

奥田シェフとやんじーも、現地の様子炊き出しのことなど、話が弾みました。

九州の五島列島のうどんが、届いているので、持っていってほしい。とのこと、ご提供いただきました。








きっと、うどん喜ばれるだろうなあ。
ありがとうございます。

いろんな再会の一日でした。

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