札幌市厚別区もみじ台小学校にて、住民の方と一緒に炊き出し、防災訓練。


10月20日(木) 晴れ

今日は、秋晴れの気持ちいい1日だった。
札幌は紅葉も真っ盛りである。

今日は、札幌市の厚別区にあるもみじ台小学校にて、炊き出しと防災の講演会を実施しました。
主催は、札幌市社会福祉協議会です。


午前中は、防災ブース展示や訓練のあと、小学生は給食があるので、近隣の住民の方によるレスキューキッチンを使った炊き出し訓練をしました。
ぶた汁とごはんを100食分、お母さん方で作りました。
100食分は、レスキューキッチン1台で一度に炊ける食数です。
やんじーは、2台持ってるので、1台目でごはんを炊き、2台目でぶた汁を作ります。



お母さん方もとっても元気いっぱいでした。
お昼からは、小学生60人も交えて、防災講演会。

まず、3月11日に南三陸町で住民の方が撮影した津波が来るところから2,3日経た様子の映像をお見せしました。役立ててほしいとやんじーに寄贈して下さりました。
みなさん、真剣なまなざしで見ていました。
水量があっという間に水かさが増える様子、防災放送が鳴るタイミング、とっさの時に行動が立ち止っている様子、引き波の怖さなども映っています。
撮影された方もとても冷静に町をとらえて撮影されてます。

住民の方が震災時から後、大地を踏みしめるように撮影された映像は、きっと今後の災害防災について考えるようになる映像ではと思います。

その後、チームやんじーがそのような状況下で、どのように被災地に入り活動したかなどお話しました。

いつでもいうのですが、震災後、救助が来るまでの間、72時間が勝負です。救助は、すぐにやってきてほしいところですが、場合によっては、現実的に救助までに時間がかかることがあります。実際、住民の方が撮影していた震災後3日の映像も、道が塞がれていたのか、救助の車も1台も通ってなかったし、ヘリコプターも上空を飛んでるものの通り過ぎてしまいました。

地域の住民の方々で力を合わせて声をかけあったり、炊き出しをしたり、食べ物を分け合ったり、個々の生命力もさることながら地域力が問われます。
地域のコミュニケーション、日頃の防災の心構えが大切です。

アグネスが、本州に行ってる時に<南三陸から >という題名の写真集を本屋で見つけたらしく、購入してきました。
南三陸町の写真館を営んでる佐藤信男さんの写真集です。写真館や家は、津波で流されたものの、自分の使命だと思って、南三陸町を撮影し続けている方です。

南三陸の震災前の美しい景色と震災後に月ごとに映し出された景色や人間ドラマ。
胸に迫るものがありました。

紅く染まってる紅葉を見ると 月日の流れを感じます。
(やんじー)

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