災害救援ネットワーク北海道からお礼と近況報告

いつも、災害救援ネットワーク北海道のHPを見てくださりありがとうございます。また、チームやんじーの応援と支援嬉しくおもいます。

活動支援金始め、様々な形で、支援して下さり、おかげさまで、スムーズに被災地への支援体制が整えることが出来ました。
現地に行き、炊き出しを中心として支援活動を行いました。
私どもは、一度に100人分のご飯を炊ける機械を2機持っています。(レスキューキッチンといいます)
甚大な被害を受けた被災地の中で、炊き出しを大量に持続的に継続し、支援していくチームは、他にありませんでした。
2011/3/22から4/20の時点、13680食。一日平均450食でした。

2011/3/22〜4/20より南三陸町を中心に炊き出しを実施しました。
南三陸町は、電気、ガス、水道のライフラインは復旧してなくて、4月15日に一部の地区で、やっと、電気が復旧したという、津波で壊滅的被害を受けた町です。

主に、高台で家は流されていないが、孤立避難している地区と指定避難所、いろんな住民が交流しやすい閉店中のコンビニ前の駐車場の3本立てで、複数の場所でローテーションを組んで炊き出しを実施しました。

さらに、高台で孤立避難している家庭に食事を届けたり、給水車の水が届いてない家庭に水を届けました。

今後も、被災地に入り、想像以上に被害は甚大で、3か月、6か月、1年と状況を把握しながら炊き出しを実施していきたいと思います。
次回は、5/20~6月末までを予定しています。現在も、引継ぎのものが炊き出しをしています。

第1期(3/22~4/20)の炊き出しは、あたたかい食事が食べられない状況で、いのちを繋ぐ炊き出しでした。
道路も整備がままならない中、片道2時間半かかる道のりを通って炊き出しを実施したこともありました。
後半より、南三陸町に拠点が出来ました。
その拠点を中心に孤立避難している地区に移動して炊き出しも行くことができました。
住民の方々の安否確認などのコミュニケーションの場としても活用されました。
また、被災された方の中でも、何かをしたい。と、手伝いをしてくださったり、地域の方々との協力体制で炊き出しも実施できました。

次回から始まる第2期の炊き出しは、仮設住宅の入居地区を中心としたコミュニティ-作りの役目にもなる炊き出しも加わるかと思います。

仮設住宅が整った、電気が復旧したからといって、今回の津波被害の復興への道のりは、まだまだ遠いです。

現地では、電気が復旧したからといって、行政の支援物資の配布がストップする。電気料金など、様々な請求書がくる。仕事もなく収入がない。スーパーで、物が購入できない状況である。
被災地の状況が報道で少なくなっている中、このような現地での悪循環の実情があります。

又、仮設住宅に入れずに1件の家に何世帯もの家族が身を寄せ合って暮らす状況も更に増加するでしょう。
水道の復旧も、南三陸町は、8月ごろと聞いてます。
避難所も、学校や保育園などの施設のために、縮小されていくことでしょう。

そのような状況下、炊き出しを大量に持続的に継続し、支援していくことは、重要だと思います。

必要な食材、機材は、北海道からフェリーで運びこみ、また、被災地では、購入できないので、隣県までいって、必要なものを購入しています。

食材を始め、調味料、炊き出し時に使う衛生用品、支援物資の運搬や炊き出しの拠点への移動に必要な燃料費、車のレンタル料、フェリー代、炊き出しに使う燃料、高速料金、無線機、調理器具の機材など、被災地の活動支援するために、様々な費用がかかってきます。
また、これから暑くなる季節なので、食材も保存が、利かないので、こまめに買出しする機会も多くなるかと思います。

長期的な活動を円滑にすすめていくためにも、引き続き支援、ご協力をお願いいたします。
息の長いご支援の程をお願いします。

災害救援ネットワーク北海道
チームやんじー災害支援プロジェクト 代表 山口幸雄

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