ニセコにて。ガイアシンフォニーチャリティー上映会とトークショー。


九月23日(金) 台風一過 晴れ時々雨
東日本大震災より200日。

今日は、ニセコにてチームやんじー応援ガイアシンフォニー七番上映会とトークショーがあった。
写真は、ガイアシンフォニーのプロデューサー龍村ゆかりさん龍村仁事務所と、先住民族のドキュメンタリー映画を撮影し続けているヤポネシアビデオの床田監督とやんじー。

ガイアシンフォニー(地球交響曲)という映画は、20年も前から地球のあらゆるいのちが細胞であり地球を一つの生命体として捉えてことを描いており、人類の心の力が問われる映画である。
今日、上映会をした第七番が最新作で、全てのいのちが潔く健やかに生きるために。というキーワードの映画である。

災害救援ネットワーク北海道ニセコ支部が、八月より地球交響曲第一番から七番までを災害救援ネットワーク北海道本部、チームやんじー応援チャリティーイベントとして企画してくれた。

中心人物の小笠原さん、秋元さん。


第七番夕方の部の前に、やんじー、龍村ゆかりさん、床田さんのトークショーがあった。
アグネスが、質問、進行しながら、後半は、いろんなキーワードを元に、ゆかりさんが、やんじー、床田さんに質問をしたりして、フリーなトークを展開していった。

ゆかりさんとの出会いは、昨年行われた13人の先住民族のグランマザー会議で、ゆかりさんが、日本受け入れ団体のいのちの環主宰、アグネスが、アイヌのおばあちゃんサポートで参加していたのがきっかけだった。


ガイアシンフォニーは、一番から何度か、あちらこちらの上映会実行委員会に参加してたこともあり、映画のテーマが、私たち夫婦の日々の暮らしの中でのテーマとリンクしているので、大変大好きな映画である。

昨年行われた13人のグランマザー会議は、奄美大島で行われる予定で準備が進められていたが、前日に、台風や大雨で水害になり、急遽、鹿児島の霧島で開催。
奄美大島でも、すでに集まっていた参加者とスタッフで、集まりが同時にあった。
言わば、間接的に被災したのである。
奄美大島の昨年の水害は、携帯電話の通信網が、大規模で、不通になった始めての災害だったそう。
また、会議が終わった数ヶ月後、霧島の新燃岳も噴火があった。

当時、やんじーは、奄美大島の水害の直前に、大量の非常食が、あるルートから届けられていた。しかし、当別町役場が、やんじーの拠点にしている災害備蓄センターに置くことを許さず、置き場に大変困った経緯がある。
霧島の新燃岳の噴火の時は、缶スープをある企業から何千食と届けたいが、いつのタイミングで避難所に届けたらいいのかを相談された。やんじーは、霧島方面のボランティア団体と企業をつなぎ、タイミングのいい時に食糧を届けるようにルートを作った。

昨年の奄美大島の水害の中で、鹿児島霧島でのグランマザー会議は、スタッフや参加者みんなが、災害のこと地球のことを考えるきっかけにもなった。
ゆかりさんも、奄美大島の水害での体験を機に、その体験をずっと心と対話し内観していたそうだ。
私も、奄美大島と霧島の体験は、一体私たちの暮らし、これからの地球や日本、生きとし生きるいのちに何を伝えてたんだろうと心で発酵させる日々だった。

そんな矢先での3月11日の東日本大震災。

やんじーは、もちろん、私も三月の時点でいくことになった。
生死の混沌としてる状況下、東北の方々とふれあいながら、毎日の活動に無我夢中になりつつも、生きること、いのちのこと、今ここにいること、周りのいのちとの共生、私たち人間に自然は、何を伝えてくれてるのかなど、心は、ぐっと深くワイドに考えることになった。

ゆかりさんも、四月には、陸前高田や石巻にいき、マッサージケアなど、ボランティア活動に参加した。陸前高田は、被害も大きく、ボランティアの体制も、まだまだ整ってない状況での現地入りだった。
また、その後、私たちチームやんじーの活動の後方支援やアドバイザリーとしても関わって下さっている。

そんな中、ニセコ支部でチームやんじー応援チャリティー上映会をガイアシンフォニーでやりたいとのこと。

全てがシンクロニシティのように、物事がすすんだ。
北海道で、やんじーがゆかりさんとトークショーすることになるなあーというイメージは、ふつふつと湧いてきてた。

声を掛けると、快くゆかりさんは北海道にきてくれた。
また、やんじー、ゆかりさんの他に、外せない人がいた。床田さんである。
床田さんは、先住民族のドキュメンタリー映画を撮影し続けている監督で、やんじーとアグネスの出会いは、ピリカケイトゥムアプカシ(きれいな心で歩く)というイベントの出会い。一ヶ月樺太アイヌの強制移住ルート400キロを鎮魂で歩くという企画で、やんじーは、一ヶ月キャンピングカーでの、賄い食兼伴走車担当。
床田さんは、撮影班のアドバイザーだった。

九月23日の秋分の日に、災害、地球、ガイア、森、いのち、自然、先住民族のキーワードを持つ四人が集まり、トークショーを展開した。

地球規模でみた災害のこと。これは、どんなメッセージに捉えてるか?という質問を皮ぎりに、
先住民族の知恵や精神文化の中でヒントになること。
森の伐採、リゾート開発について。
地球交響曲が伝えているメッセージなどなど。

リンクしてるとこをシェアし、いろんな話しをしながら、参加者は、自分たちが、今ここにいて、次世代を見つめながらの暮らしを考えるきっかけになったのではないかと思う。

そのトークショーの後、ガイアシンフォニーの映画をみると、また、深く心に染み入り、発見も多かった。

第七番で出てきた熊野や天河の神社も、台風12号の和歌山の水害で被災している。

上映会後は、ガイアシンフォニーの書籍販売とゆかりさんのサイン会。


感動金箱もおきました。ニセコ支部リーダー、おなじみ秋元さんとゆかりさん。

やんじーTシャツも。

床田監督ご夫妻。

ニセコスタッフのみなさん、いつも溌剌とテキパキしてます。

えりこさんご夫妻。いつも駆けつけてくれてありがとう。受付担当して下さりました。

トークショー後を振り返る。

ニセコヨガの小笠原さん。今回主催の中心メンバーでした。

いろんな方々が、関わりニセコチャリティーガイアシンフォニー上映会とトークショーが終わりました。

これからの地球、みなさんの得意分野でこんな感じで、生き生きとハーモニー奏でたいですね。

ありがとうございます。

27日よりやんじーアグネスは関東へ。
29日に、埼玉の本庄市商工会議所にて(企業の防災力とは)で講演会
アグネスは、30日より、ネイティブライフイン藤野に参加。

関東のみなさんや企業の方々が、震災後どのように感じ過ごしてるかシェアできるのを楽しみにしてます。
(アグネス)

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