久々にあやの里あやの森日記を更新します。2014年の冬~春の間はこつこつパン工房を作ったり、マサイの戦士に逢ったり、実家近くの染め屋さんのおじいさんとこで、藍染めをしたりしてました。
長沼町のチームやんじー中継所でもある<こぐま座>に、アフリカ最大のスラムにて長年学校を創って運営している日本人の友人とマサイ族に嫁いだ女性とマサイ族の戦士が来道したのでお逢いしました。
マサイ族の暮らしなど聴いていると素朴な感性がよみがえり、いろいろ考えさせられました。
日本も昔は長老から青年に知恵を伝えたりアドバイスしたり、健全なコミュニティが持続していたはずです。
あやの里のパン工房は氷点下の中、こつこつ製作中.
完成まではまだまだですが、家具も色を塗ってリニュアルしてみました。
冬の間、実家に行くこともあり、80代で代々藍染めをしているおじいさんのとこで藍染めをさせていただきました。
かれこれ20年前にお逢いして、また再会したご縁です。
昔は、近隣の農家さんの野良着を染めたりしていたそうですが、近所の農家さんもなくなり、藍染めに使うかごやさんがなくなり、近くのコニュニティで成立していたことが段々廃れていったそうです。
私自身のふるさとでこのような伝統文化や工芸がなくなっていくことは身につまされる想いです。
特に3.11の震災後、日本人の素晴らしい伝統文化が消えていこうとしている状況をみたとき、すごく危機感を感じます。
あやの里でのわいわい市はいつかは、日本中(特に東北や京都など)の伝統文化や工芸を新しい形で発信しているような作家さんもつながっていければなあと願ってます。
そして、発酵だけに、藍染めは、どうしてもあやの里での暮らしの中で私自身もやっていきたいことではあります。
うからやからの会も開催しました。
春になり、山菜もいろいろ顔を出しました。
今年は、山菜だけではなく、身の周りにある生えている草、摘み草料理もいろいろ楽しみました。
摘み草倶楽部も立ち上げました。いろんな地方の方とも情報交換しています。詳しくはFacebookの摘み草倶楽部にて。
よもぎは、お風呂にも大活躍でした。
藤の花の天ぷらもおいしかったです。
どんな食糧危機になっても対応できるようになっておきたいものですね。きっと身近な植物が手助けしてくれるはずです。
春は白樺樹液も沢山出ました。生の樹液は春の目覚め。身体も目覚めます。
いよいよあやの里も冬の装いから緑の季節到来です。
写真・文 アグネス