今日は、午後から富良野市にて防災講演会。
画像は、あやの里から富良野市に向かう景色。北海道は、まだまだ冬の装いだが、確実に、陽射しは春の光になって、夕日が沈む時間も長くなっている。
十勝清水から約2時間のとこに位置するドラマ〈北の国から〉の舞台になった町といえば分かる方も多いでしょう。
災害防災の視点で見ると、ここ富良野市や近辺の町には十勝岳という活火山があり、しばらく噴火はしてないものの火山の災害と隣り合わせにある。
また、大きな河川もあり、川の水害も充分考えられる土地でもある。
会場は、社会福祉センター。富良野市主催で、社協や自治会の連合会の方も来ておられた。
また、参加者には自治会長さんなども多数いた。
そんな中、チームやんじー応援団、富良野チームのメンバーも数人来てくださりました。
写真は、豆でたっしゃという豆料理のお店を上富良野町で経営している土屋くんとやんじー。今日は、土屋くんに写真をお願いしました。
あと、いつも私たちの活動を見守ってくれている 柿本さん、またさん、矢嶋さんなど。
また、南三陸町でカレーを作ってくださったカレー屋さんのどくそんの宮田さんも来てくださりました。
久々の再会、うれしく思いました。
矢島さん、土屋さん、やんじーと。
講演会は、明後日、毎年一回開催されている十勝岳噴火の防災訓練が行われるようで、その点を踏まえた話と、女性から見た防災や災害支援で感じたことの話ということで依頼があった。
最初に、やんじーが津波が来たときから、4日間くらいの住民の方の様子や津波の映像を見せて、説明する。
津波が来たとき、自分の身に何が起きたのか状況が飲み込めず、逃げることなしに、呆然と立ちすくむ。
また、ある人が、ここまでは津波がこないだろうという心理になり、逃げずにいるのを見て、心理状態が伝播し、集団で逃げ遅れて、被害者が多数出る場合。
沿岸の人は防災意識があり、常日頃逃げる場所など把握しいち早く逃げてるが、沿岸に住んでない人たちの方が逃げ遅れて、被害が多かった。
また、一緒にいなかった家族が心配、家が心配で、一度避難したものの様子を見に戻ってしまい、被害に遭う。
など、どんな災害時でも、ある共通した心理が働くときがある。
なので、津波に限らず、火山の時でも当てはまるので、映像を見ながら説明する。
火山災害が起きたとき、どのようなことに気をつけるかを有珠山噴火の災害対策災害ボランティア副本部長の経験をもとに話をすすめる。
次に、アグネスが話をする。
3.11の震災後、どのような体制で取り組んだか、また、ライフラインが全くない中、どのように過ごしていたかをお話し、女性の視点から感じたことをお話しました。
チームやんじーの後方支援の女性や子どもたち、また、地元の女性や子どもたちがどのようにチームやんじーに関わって下さったかもお話しました。
この一年いろんなことを経験し感じましたが、やはり、震災当初1か月くらいの被災地で過ごしてきた日々、被災者の方の様子を思いだすと胸がいっぱいになります。
津波の爪痕もさることながら、毎日毎日、さながら戦場のような感じでしたもの。真っ暗な闇夜の中、下を向くとあたり一面瓦礫。上を向いて見た星空がどんなに綺麗に感じたことか。
日に日に人の心は、少しずつだけど、前向きになり、笑顔はやってくるんだなあと感動することもいっぱいありました。
私たちのお話のあと、市役所の方が富良野市の防災ということで、考えられる災害と避難所の確認、気をつけることなどお話がありました。
富良野市でも防災意識が高まればと思います。
お忙しい中足を運んでくださりありました。
今日も、無事一日終わりました。
明日は、被災地にいくボランティアさんと富良野の農家さんの野菜の立ち会いです。
写真 土屋くん、 文 アグネス