今日は、道南の江差町にて、防災講演会。江差町を含む檜山支庁管内の社会福祉協議会の方や町内会長さん、ボランティア協議会の方々など、約100名近くの方が参加しました。
奥尻島からの参加もありました。
平成5年の南西沖地震では、奥尻島は、かなりの被害が出ました。
もちろん、やんじーは、奥尻島も、ずっと救援支援していました。
写真は、今回主催の道社協の阪本さん、田上さん。
受付を始め、チームやんじーTシャツを着て、司会などして下さりました。
ありがとうございます。
講演会の前に、江差町の海岸部など車を走らせる。
海岸部よりかなり高台のとこに商店街があったり、津波のことを想定した町作りになっていた。
でも、海沿いに家があるのを見ると、やはり、私は、東北の景色とだぶってしまう。
もし、津波がきたら。。そんなことを考えてしまう。
今回は、自主防災組織を作るきっかけになるような集まりにしたいとのことで、災害救援ネットワーク北海道のやんじーの講演会、アグネスのお話の後に、実際に被災地で、自主防災組織の調査をされていた防災課長さんと乙部町の自主防災組織の事例発表があった。
自主防災組織とは、自治会内で、普段のときと災害のときの役割分担を決めて組織を作っておくことである。
例えば、給食給水班なら、普段は、自治会内で保管してる非常食のチェックや、防災グッズの見直しなど。また、災害時は、炊き出しの段取りや物資の配分など、役割りを明確化して効率よく災害時に発動できるようにしておくことである。
災害が起こり、自治会が例えば孤立無援になった場合でも、慌てず、隣近所支えあって仕組みを作っていく。
それには、やはり、近所同士の普段からのコミュニケーションが大事です。
被災地においても、区長さん(北海道でいう町内会長さん)の負担は大変なものです。
区長さん地域の雰囲気しだいで、私たち外部から来た炊き出しチームを早くに、受け入れるかどうか変わってきます。
中には、混乱していて断られたこともありました。
特に大きい避難所などは、当初、統制がとれずに、せっかくの物資や炊き出しの申し出も断られたこともありました。
もっと早くにあたたかい炊き出しを提供できたのに。という地区も実際いくつかありました。
普段から、住んでる方々で、災害時に、力を合わせて、ぱっと臨機応変に組織化していく地域力。災害時は、試されます。
区長さんが災害時、近くにおられないとか、または、行方不明になったとか、亡くなられてしまったということだってあります。
そんな時どうしますか??
一人一人の住民の方々が、地域ぐるみで普段から、防災の意識が高まっていければと思います。
何度もいいますが、道が寸断されたり、すぐに救助は来ないこともあるのです。なので、孤立無援になった地域で、数日間過ごさないといけないこともあるのです。実際、今回の震災でも、そういう箇所はいくつもありました。
まずは、自分のいのち、家族のいのち。それから、地域。
だから、地域力が試されます。
やんじーと一緒に、左から、今回主催の道社協の阪本さん、植木さん、田上さん。
ありがとうございました。
江差の講演会が終わりしだい、伊達市に向かいました。
30日は、伊達市にて防災講演会とDIG訓練です。
文 .写真 アグネス