今日は、歌津地区の岬にある石浜地区を中心に、米、味噌、豆腐、スープなどを配る。
今日の回る行程を説明するやんじー。
石浜地区を回った後に、以前気になっていた老夫婦のところにも寄る予定。
セレナと仙台のラーメン屋さんからお借りしているミニ冷蔵車の二台でいく。
石浜地区は、想像を絶するほど、坂道が入り組んでる地域で、坂道をあがり、家を見つけたら、その奥にも、また集落が見つかって。というような地区である。
道もかなりの運転技術がないと走れないのでは?と思わせるような難易度の高い道のりである。
ファミリーマート駐車場からも、やや離れた地区である。炊き出しをしていた時も軽トラックの荷台に何人もの人が乗り、時々ここの地区の人も食べにきてくれてた。
石浜地区の避難所は、約15名ほどがいる。土地柄も、避難所以外の方々も、買い物がかなり不便な地区のように思う。
行ってみると、いろんな世帯の方々がおられました。
中には、旦那さんと奥さん、おじいさんとおばあさんがいたのですが、おじいさんと旦那さんが津波で流されて、まだ行方不明だけど、もう四か月を過ぎたので、この間、葬儀をやっていたとのこと。
つばめが玄関に。
聞くところによると、大安とかいい日に、巣を作るとのこと。津波で流された家に作ってたのも、つばめがさまよって作られているとのこと。
つばめも、巣を作るところがなく困ってるようです。
この間気になっていた老夫婦にあう。
やはり、半壊の家に青シートをかけて生活している。
ここのおばあちゃんの孫が、訪ねてきた。なんと、よく顔を合わせてた馬場中山の青年だった。
お孫さんが訪ねてくれたりしてることが分かり、少し安心した。
続けて、お孫さんのおうちにいく。お孫さんのお母さんも炊き出しで、色々お世話になった方であった。
ここも、家はなく、コンテナやテントを工夫して、家にしている。
近くの方々にも、味噌などを配る。
お礼にということで、手製の漬け物をいただいた。
急に、仙台の冷蔵車が瓦礫の中のガソリンスタンドで、燃料補給した後に、突然車が止まった。
ガソリンスタンドのおじいさんと、のりくんが、車を押してエンジンをかけてもかからない。
終いには、車の様子を見にきてくれた住民の方々が、取り巻いていた。
そこら辺に流されてただろうロープを車に括り付け、四トントラックで引っ張ってくれた。
さすが、漁師さん、ロープを車に括り付ける作業も手慣れたものだ。
知り合いの車屋さんに電話で、状態を話し、何が原因か聞き出してくれる人たち。
車は、全く動かないので、JAFに連絡する。
レッカーが気仙沼から来てくれた。
バッテリーが弱ってたと原因が分かり、エンジンがかかった。
近くにバッテリーを買うお店もないので困っていたところ、別の漁師さんが、バッテリーもってるとのこと。
ボランティアにボランティアしたねー。と、話していました。
今日、のりくんのおかげで、インターネットがつながるようになりました。
そして、プリンターも。
電波は安定してなくて、つながらないこともありますが、少しネット環境も進歩です。