台風10号に関して、あたたかいメッセージ、お言葉ありがとうございます。
9月1日現在、電話が繋がらなかったが、まあまあつながるようになりました。
9月北海道の取材も何件かあったのと、何度も北海道に台風が来ていて次来たらどんな被害❓という嫌な予感も危惧もあり、熊本からグランドハイエースとハイエース二台荷物を満載にして、8月26日に熊本より、やんじーと私一台一人ずつ運転し、3000キロの距離を、一旦台風前に戻ってました。
熊本から舞鶴港フェリーも、1日早く舞鶴港についたことで、進路が迷走してる台風にぶつからず1日前に乗れ28日に北海道に着きました。
途中、嫌な予感はずっと胸をざわざわさせて、フェイスブックやブログにも、また北海道に帰る旨も発信する気になれず、、
一度あやの里に着き、ハイエースはおいて、グランドハイエースの荷物は積んだまま、二人一台で、支援いただいてた方のご挨拶、おそらく台風の進路から被害が出そうなチームやんじー中継所道央、日高、道東に状況聞いたり、台風、川被害あった日高方面や釧路方面に米などをおいてました。
台風が東北に上陸後、雨は激しく、十勝川や札内川が危険水位にあるとのこと。釧路から十勝に向かっている時でした。8月30日あやの里に着くと、あやの里に近い剣山の上流の川が冠水し、山の水があふれ一番近い川も溢れて、全く近づけませんでした。
水の勢いから、多分家流されたかハイエースも浸水かなと。ただあやの里の周りの木々や草が今までの台風で吸水していていっぱいいっぱいだろうけど、きっと守ってくれると信じるしかありませんでした。
多分あちこちの川も氾濫冠水した場合、道路も水の道になるだろうという予想。
ガソリンも携帯缶をあいにく降ろしていたので、ガソリンもままならないし、うろうろして無駄に使いたくないし、割合高台の牧草地入り口に避難待機一夜を過ごしました。
車には、熊本からそのままの荷物もあり、座席で寝るが、一夜過ごしたりするのは何も問題なし。食料そこそこ車にあるし、ソーラーの電気やら水ペットボトルも積んでたし、熊本にいた時のようにクーラーつけなくても涼しいし。
翌日、あやの里に入る道道は通行止めだけど、通行止めのとこに家があるから見に行きたいといって通してもらいました。
何と‼︎ 家や納屋の方に、水はあがらず全く浸水なし。車も浸水していない。
周り一帯にかなり水は流れ込んだ跡もあったけど、ちゃんと家や納屋には避けて水の道は、出来ていた。
植えて増やしていた福寿草やエゾノリュウキンカ、クレソンや行者ニンニク、ウド、わさびなどは、大きな濁流で下流にいったかもしれないけれど、翌年の春にならないとわからない。
思わず、あらゆる木々や草に手を合わせました。
この水を守っていたのは、熊笹も細い木から、太い木々の根っこ、土いろいろですー。
あやの里の木々は大きな倒木もなく立っていました。
やんじーは、状況調査や通行止めの道を把握したいのか前に進む血が騒ぐのか私一人なら絶対行かない道を行こうとするので、とっても怖かった。横であっ、危ないとか言ってると、うるさい、黙れの連続。
精神が消耗してきてました。
後から聞くとやんじーなりの大丈夫な水位があるそうで、、、
でも、今でもこの濁った流れる水の道路上に車がある状態の光景は焼きついてしまい、時々夢にでてきます。
橋はあちこち大きいのから小さいのから落ちて、道路も陥没してるとこがいっぱいありました。
また、牧草地や畑もどんどん水が浸水していました。
隣町の高台でトイレのある駐車場に、通行止めが沢山あり、いろんな道を行きながら辿り着いて一夜を過ごしました。
《つづく》