東北と北海道の絆~東北での出逢い、さくらんぼペンション


12月27日(火) 晴れ

年の瀬も迫り、1年を振り返ることが多い今日この頃。
同時に、かなり慌ただしく 過ごしております。

あやの里は、築60年以上の建物のため、掃除に壁塗りに納屋整理、レスキューキッチンのメンテナンスなど、大忙しです。
写真を撮る時間もなく、1日1日を めまぐるしく、着実に過ごしております。

2012年の幕開けの1月9日の満月にあやの里にて 新春地震予知カルタ会とトマト鍋の会を企画しています。

みなさんの参加をお待ちしています。
詳しくは、お知らせ欄にて。

チームやんじーは、様々な方々に支えられて こうして活動を続けていくことができています。
実は、北海道だけでなく、東北でも、いろんな方々と出逢い、支えられ、応援があったのですが、緊迫していた状況もあったので、なかなかご紹介することができませんでした。

やっと、ご紹介することができました。
今回はさくらんぼペンションをご紹介させていただきます。

さくらんぼペンションとやんじー、アグネスとの出逢いは、私たちが取り扱っているタイの手織りの服うさとジャパンが主催のイベントが3年前に北海道の旭川であり、その時の出逢いが最初でした。
やんじーは、レスキューキッチンを使って、ぶた汁とおにぎりの炊き出しを提供していました。
アグネスは、天然酵母のパンとムックリ販売と体験コーナーなど、一緒のブースでだしていました。
その時に、レスキューキッチンの炊き出しにて、野菜洗いやカット、洗い物など、たくさんお手伝いして下さっていたのが、さくらんぼペンションの吉田夫妻です。
ムックリを一緒に鳴らして、山形でも練習するからねーといって、ムックリをおみやげに北海道を楽しんで帰られました。

そんな時は、3.11の大震災がくるとは、予想もできませんでした。

あれから、今年の大震災後、チームやんじーは、3月より、東北に入りました。
南三陸町では、全くライフラインというものがない状態だったので、お風呂は、1か月ほど、ちゃんと入れてませんでした。
男性は、寒い中、近くの井戸で水で体を拭いたり頭洗ったり、 そんな中での炊き出しでした。

また、ネット環境も悪く、ブログの更新はかろうじて電波があるとこに移動しては、夜中に炊き出しを終えて、アイフォンからの送信を岩見沢のGreen Websの中村くんにアップしてもらう形をとっていました。

ある日、やんじーが、山形に食材など買い出しに行くついでに、突然、さくらんぼペンションに行こう!と言いました。
ちょうど、チームやんじーのボランティアさんが、第2陣メンバーの時でした。

毎日毎日の炊き出しの中、ちょっとした小休止でした。
片道2時間以上はかかります。
次の日は、朝7時からの朝食の炊き出しが入っていたので、本当にとんぼ帰りのスケジュールでした。

さくらんぼペンションについた時の第2陣メンバーの若者たちの笑顔は忘れられません。
お風呂に入り、たまりまくっていた洗濯を順番に洗濯機で回し、つかの間の小休止でした。

電波状態がよいとこだったので、メイルなどを送信したり、文書を作成したり、電話をしたり、ちょっとした臨時事務所でした。

吉田夫妻が変わらない笑顔であたたかく迎えてくださったことは、本当に感謝でした。

翌日は、朝5時から、みなで長芋すりをしましたが、久々にゆっくりとお風呂に入れたので、なんだかすがすがしい様子でした。

その後、何度か若者をねぎらって、さくらんぼペンションに行きました。


そして、吉田夫妻の笑顔にふれ、また、いろんな現地での様子もお伝えしました。

いつも、いつも私たちの話にじっくりと耳を傾けてくださっています。

災害ボランティア30年以上の経験をもとに被災地支援について語るやんじー。


また、吉田夫妻も、南三陸町に山形県や西山町から募集しているボランティアで何度も行っておられます。
最初は、吉田さんの旦那様が 物資を運びました。
また、夏には、奥様はがれきの片づけなどされてました。


ここのお風呂は、生涯忘れられない、チームやんじーのメンバーも心に刻まれていることと思います。手作りのお風呂です。

いつもいつも、さくらんぼペンションの吉田さん始め、仲間のみなさまありがとうございます。


さくらんぼペンションHP
http://www8.plala.or.jp/sakuranbo_p/

文・写真 アグネス

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